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リチャード・ドーキンス インタビュー

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今年一番乗りのプレゼント ❤ とでもいうべき記事。 人生の転換期に読み、 示唆に富む文章の数々より自由を見出し ごく私的とはいえ多大なる影響を受けた本 『利己的な遺伝子』 その著者が 韓国でインタビューに応じ、 京郷新聞サイトに掲載されていました。 拙訳ですが、共有したいと思います。 元記事は 👉    こちら   👈 「 人間だけが遺伝子を克服できる唯一の“種” 」  <以下、インタビュー記事序文の 要約 >  1月21日、韓国を訪れたリチャード・ドーキンス氏。  代表作『利己的な遺伝子』が出版されて40年、76才。  昨年は脳卒中に見舞われたという便りも届いた。  そんな折り、実際に彼と会える機会がもたらされた。またとない嬉しいニュース。  リチャード・ドーキンスは、 弱冠35才で書いた著書『利己的な遺伝子』によって科学界のスーパースターに。  この本では、遺伝子中心の進化論を通して 従来の進化生物学が説明しきれなかった部分を論じた。  すべての生命体は遺伝子(DNA)の生存機械に過ぎず、利他的に見える行動の中にも実際には遺伝子が存続するための利己的な計算が隠されているという主張は、既存のパラダイムを変えるほどに革命的なもの。  『利己的な遺伝子』は、出版から40年を経てなお、本の詳細な改正がない。  唯一、本の終りの部分に学術の発展に関する内容を補注として付け加えているのみ。 (要約、終) ▼ インタビュー本文 ▼ 「偶然に見える歴史的な出来事も 大きな目で見れば科学」   Q 『利己的な遺伝子』の出版から40年。 「論争的な」という修飾語が付きまとう本だけに様々な誤解も受けました。そのうち、著者として最も残念だったのは?  まずは『利己的な遺伝子』というタイトルが誤解を招いたようです。  この本は、むしろ利己性とは反対の利他性に関する本なのにね。  第二は、遺伝子の決定主義がとりわけ強調されたのが残念です。  ある人々は遺伝子が人間に取り返しのつかない行動をとるように仕向けると理解しています。    でも、それは事実ではありません。  この本は

吸 玉 療 法

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ほぼ一年ぶりのブログ更新。 今日は、リオ・オリンピックの競泳種目で注目を集めている マイケル・フェルプス選手のお蔭で すっかり世界中の話題となった 『吸玉』 関連記事を訳してみました。 カッピングとも称されますが、韓国ではプハン(부항:附缸)といいます。 いま思えば30年ほど前、すでに 韓国のおしゃれな淑女の皆さんは エステ感覚で定期的に吸玉治療院に通っていました。 が、関心を持つことなく未体験のまま過ごし、 未だ   おしゃれや淑女には程遠い私も 本日、再び巡り会い、運命のようなものを感じてますw さて、元記事は韓国の中央日報 (2013.02.06 アン・チョロン(안초롱)記者)。 ↓   ↓   ↓   ↓  < ハングル・サイト; http://news.joins.com/article/10621629 > 読みやすさを優先しつつ、オリジナル記事を損なわぬよう、 ギリギリ翻訳の範ちゅう内で若干加筆してあります。 なお、文中にある通り、この記事は 『 韓 方医学』 に基づくものであり、 当然ながら「 漢 方医学」との微妙な差異があることにご留意ください。  韓方医院では治療目的で、 一般家庭では健康目的で吸玉は用いられます。 吸玉とは、壺の形をした器具を肌に直接くっつけて陰圧を加える(=吸引する)療法のことです。 かつての東洋では竹を使用していたようですが、 発展にしたがい陶器やガラス製となり、 今日ではシリコンや簡便なプラスチック製などもみられます。  吸玉は東洋地域だけの療法と考えられがちですが、事実は異なります。 ヒポクラテスの時代はすでに吸玉治療があり、 ギリシャ・ローマの中世においても吸玉療法は広まっていました。 アメリカン・インディアンは水牛の角で、 アフリカの原住民は獣の角で吸玉療法を用いていたため、 吸角療法 とも呼ばれます。 歴史的にみれば、ナポレオンもお世話になっていたようで、 普段の胃痛がひどい時など、患部に水牛の角で拵えた吸玉を施したようです。 ナポレオンのいた当時、ヨーロッパの上流社会では 疲労回復や回春・若返り・アンチエイジングのために吸玉を

2015年8月30日、国会前デモ・デビュー記

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ま~だまだ身体の芯のあたりに国会前デモの余韻が残っています。 ラッキー続きでデキのよかった、死ぬまで覚えていそうな一日でした。 当日は日曜日。 休日のブランチを済ませてツイッターを開くと、 国会前にはすでに人びとが集まり始め、自由の森学園の生徒たちが『Les Misérables』の「民衆の歌」を合唱する……etc。 それはぜひ聴きたいねーということで家人と身支度もそこそこに出発。 雨模様になることはわかっていたけど、混み合うことが予想できたので傘は持たずに少々くらい濡れても大丈夫な格好です。 若い頃からデモや集会の現場へ足を運び、組合活動も人生の一部だったと話す家人とは違って私は「デモ」や「集会」と聞けばなぜか「暴力」や「騒乱」、「政争の道具」を連想してしまい、なるべく遠ざけるようにして生きてきたと思います。 ですから、「国会前へ行きたい」とはいえ、闘いに行くというよりは意思表示をしに、ぜひ出かけようというものでした。何の意思表示もしないまま、ずるずる引きずられて安保法制に賛成したことになるのは嫌だよ、と。 しかし家人がいなくても一人で出かけたかどうか――それは何ともわかりません。 日比谷公園に着いたのは午後1時半ちょっと前。 そこにはすでに大勢の人がいました。 中高年が多かったものの、足早に追い越してゆく若者も2割近く、お子さん連れもちらほら。 3割くらいは引き締まった表情だけれど緊迫感はなく、 あちらこちらの木陰に腰を下ろした年配の方がたは手弁当を広げて談笑したりして、 真面目なグループのピクニックのような風景が広がります。 家人が古巣の知己を見つけて顔を出しに行っている間、あたりを見ると、 カトリック、キリスト教、浄土真宗、新聞労連、MIC(出版労連)、生活クラブのほか、教職員や地域名の記された幟がたくさん見えました。待ち合わせでしょうか。 公園の入り口のほうを振り返ると、三々五々、 続々と人びとの集まって来るのがわかります。 若者主導のこのデモが、新しき何かを求めるものではなく 自由と民主主義を追求し、 自称「最高責任者」の安倍晋三氏が総理を務める この国の内閣や政府に憲法を守らせるため のものであることは テレビでしか情報を得られない人でない限り、だいたい知っての通りです。 自由と

おいこら、ブータ!

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『オイこら、ブータ』とは歌のタイトル。( 〃▽〃) ちなみに「ブータ=ブタ (豚。日本語) 」は「トェジ (韓国語) 」と発音します。 メロディーも歌詞も淡々としたポップス調で 声もかわいらしいんだけれど、なんだか せつない。 動画はこれ。  ↓  ボーカルは キム・シヨン さん。 ・歌詞と対訳は、だいたい以下の通りです。  야이 돼지야 / 「おいこら、ブータ」 언젠가 니가 내게 라면 사진을 보내 내 위가 꼴렸을 때 いつか きみがラーメンの画像送ってきて あたしの胃袋捩れまくって 그래서 내가 돼지라 했더니 니가 날 차단 먹인 게 ブータ って返したら 速攻でブロックくらって 오... 눈뜨자마자 기타 붙잡고 시작하게 된 건 お… 目を覚ますなり ギター抱えて つくり始めて 그래도 아침에 일어나서 이런 걸 쓰는 것도 너라서 기분이 나쁘지는 않아 だけど 朝から こういうの書くのも きみのことだから 悪い気はしない 난 말야 너가 끓여준 치즈 라면도 먹고 싶고 あたしさ きみがつくったチーズラーメンも食べたいし 너가 해준 김치볶음밥 먹는 건 내 꿈이야 꿈이야 きみのつくったキムチ焼飯を食べるのが夢なの 夢  일일이 말하지 않아도 알 수 있는 건 いちいち言わなくてもわかるのは 핸드폰을 누르면 나오는 니 얼굴이 너무 좋아서 スマホのボタン押せば出てくる きみの顔が大好きだから 이 지경까지 오게 됐는지도 몰라 こんなことになったのかもね 가끔은 어린아이 같이 찡찡대는 것도 미안해 時どき小さなコドモみたいに 駄々をこねて ごめんね 밤늦게 들어와 걱정시켜서 미안해 오오오 夜遅く家に帰って心配させて ごめんね  おぉ 너의 얼굴을 볼 수 없어도 작은 손가락 눈 입 모양으로 きみに会えなくても 小さな指 目 口の形で 너와 같은 세상에 있단 걸 느끼는 게 나는 행복해 きみと同じ世界にいる って感じることが あたしは幸せ 난 너의 다리에 누울 때면 말랑대는 게 좋고 きみの脚を枕にすると やわらくて好きだし 춤추면서 계속 또 살랑대는 게 좋아 踊りながら ふわふわ揺れるのが好き

拡がる核の災難、深刻な地盤沈下現象

古い情報だが、削除するにはもったいないので「下書きのままアップ」 ▼   2011 年 5 月 12 日(木)付  : : : : : : :   日本では放射性物質による被害が拡がり続けている。    『東京新聞』は去る 4 月 27 日、政府と東京電力の事故対策統合本部が初公開した放射線量の分布図を掲載した。  原子炉の爆発事故が起きた福島原発の周辺地域で測定した放射線量に基づいて作成されたこの分布図によれば、問題の発電所から 30km 以上離れた地域においても、放射線量が平時の数百倍を越える時間当 20μSv に達しており、その量は依然として高いことが確認された。  とりわけ、福島原発から西北方面に向けて放射線量が高かった。  この発電所の原子炉 2 号機の取水口付近にある海水からは、基準数値の 1,400 倍に達する放射性ヨード 131 が検出された。  福島県郡山市の汚水処理施設でも比較的高い濃度の放射性物質が発見された。   NHK 放送は、この施設の汚泥から 1 ㎏当 2 万 6,400Bq が検出され、溶融スラグからは 1 ㎏当 33 万 4,000Bq の放射性セシウムが検出されたと報道した。  溶融スラグから検出された放射性セシウムは、福島原発事故が起きる前に処理されたものと比べ、およそ 1,300 倍に達するという。  これに関連して福島県当局は、土地表面の放射性物質が排水によって下水に流れ込み、汚水処理過程で濃縮されたものと推測している。  『東京新聞』は、東北と関東地方の各都県において 16 時間にわたり観測された放射線量についての資料も報道した。  それによれば、福島県での放射線量は 1 時間当 1.7μSv に達しており、栃木県では 1 時間当 0.67μSv で、平時の最大値にまで上昇したとされている。  現在、日本では放射性物質による被害を減らすための努力が続けられているが、これといった進展はない。  放射性物質による被害を減らすことの基本は、福島原発での放射性物質の放出を一日も早く止めることだ。  しかし、福島原発からは放射性物質が漏えいし続けており、大きな社会的な懸念と不安をもたらしている。  

 영토문제, 애들 싸움 식으론 해결 못 해

세계 곳곳에 존재하는 영토문제.  「국가」의 체면이나 존속에 영향을 미치는 문제이니만큼,  누구나 응용할 수 있음 직한  간단한 해법은 없어 보입니다.  예를 들어,  가위바위보를 해서 진 쪽이  (이긴 쪽이 아니고요~♪)  향후 5년간,  그 영토를 활용하는 대신에  자원관리를 철저히 해야 하는 의무를 지며,  그다음 5년간은,  다시 한번 가위바위보를 해서 진 쪽이 ・・・・ ・・・・ (무한 반복) ・・・・과 같은 방법이  훨씬 합리적 &건설적  이라고 생각하는 것은… 저뿐일까요?  드립은 이 정도로 하고,  다케시마(竹島. 한국명;독도)문제에 대해  양국 모두 감정적인 논조가 강한 가운데,  영토문제와 관련해  현자다운 해결책을 모색해야 한다고 촉구하는 기사를 발견했으므로  아래에 게재합니다.  오리지널(일어:독립 매체 주간지 『슈깡 킹요비』 (週刊金曜日)) 기사는 여기 →  http://www.kinyobi.co.jp/blog/?cat=3 단,  글 중 지명표기에 관해서는  오리지널 원고에 쓰인 지명을 그대로 사용했음을 알립니다.  ▼   다각다면   ( 多角多面)  : : : : : : : : : : :   슈깡 킹요비 발행인 칼럼 기타므라 하지메(北村 肇)  영토문제 , 애들 싸움 식으론 아무 해결  못 해  정말이지 , 일본해의 파도는 거칠다 . 센카쿠 제도(尖閣諸島) ,  다케시마 ( 竹島) 문제는 가열되어 , 일 ・ 중 간 군사충돌을 예상하는 언설조차 떠돌기 시작했다 . 그러나 ,  정부의 움직임은 답답하기만 하다 . 물론 , 강경책을 취하라는 말이 아니다 . 지금 필요한 것은 ,  애들 싸움이 아닌  현자의 대응이다 .  원초적으로 ,  일본이 모호한 태도를

独島を取り巻く「不都合な真実」

世界中のいたるところに存在している領土問題。 「国家」の存続や体裁にかかわる問題だけに、 誰にでも応用できるような 簡単な解決法はないのでしょう。 例えば、 ジャンケンで負けたほうが (勝ったほうじゃなくて♪) 向こう5年間、 件の領土を活用できる代わりに 資源管理を徹底する義務を負い 、 次の5年間のことは、 あらためてジャンケンで負けたほうが・・(繰返し)・・ というような方法のほうが はるかに 合理的&建設的 と思うのは・・・私だけ? 軽口はさておき、 竹島(韓国名; 独島)問題について 両国ともに感情的な論調に傾きがちな中、 「感情的」であることに警鐘を鳴らす記事をみつけたので 以下に掲載します。 オリジナル(ハングル。インディーズ系 Web 媒体『プレシアン』)記事は  こちら →  http://www.pressian.com/article/article.asp?article_num=10120828230449&section=01&t1=n なお、 文中の地名表記につきましては オリジナル原稿のままです。 ▼  朴東泉コラム  : : : : : : : : : : :  独島を取り巻く「不都合な真実」 独島は韓国の領土であると 私は 信 じている。 よって、 日本政府が独島の領有権を主張するのは 厚かましいと見ている。 しかし、 日本国民の大多数が 独島は日本の領土だと信じているとしても、 日本の政治家ほど 厚かましいとは受け止めない。 無知ゆえに、 日本の政府と政治家の 民族主義的な扇動に騙されたという間違いがあるにせよ、 それは 膨張主義的な領土への野心とは区分されねばならない。 韓国の政治家も しばしば民族主義的な扇動を悪用し、 そのたびに韓国の国民も 無知ゆえに、 たやすく騙されているからだ。 日本政府の領有権主張は腹立たしいが、 これを懲らしめるために 韓国が日本に対して 宣戦布告をしなくてはならぬほどの事案では決して